Sunday 8 July 2012

Seagaia Triathlon part I


Beautiful sunrise from Pacific Ocean. Seagaia resort is located on the coast of Miyazaki city.

眼下に広がるワトソンゴルフコースの向こう側は定規をあてて引いたようなまっすぐな海岸線。そしてその向こう側にはこれまたまっすぐな水平線が伸びる。我々の朝はこの水平線がチリチリと電熱線のように赤みを帯び、その中央から太陽が覗くちょうどその頃に始まった。時刻は4時57分。ちょっと早いと思ったが、ベッドの中でいろいろと頭を整理する。


昨夜はIさんと奥様のMさん、それにIさんのご両親とともに壮行会を終えて、ホテルに戻り、今日に向けての最終準備。息子の友を寝かせてから全ての準備が終わったのは10時ごろだっただろうか。まあ、二人分の準備というのは思いの外大変な作業だった。
This is the first race that me and my son registered on the same  triathlon event. Took me long time to prepare for the race since my son Tomo fell asleep earlier in the night.


朝5時にオープンするホテルのレストランには頭が下がる。レース4時間前に食事をするというのが、栄養学的には理想。ただ、実際にその時間からレストランを開けてくれるところはなかなか無いのではないか。今回のトラに対するこのシーガイアの意気込みは、ホテル内への自転車持ち込み許可など、随所に感じられる。

ヤヤ緊張していたのか、目覚めの良い友を連れてレストランに降りたのは5時20分頃だったか。すでにレストランには今日のレース参加者と思われる装いの人たちがちらほらとビュッフェを巡っている。当日とるべきは、やはり炭水化物ということで、宮崎ならではの冷や汁とこのホテル自慢のカレーを一膳ずつ、その他、パンプディングやバナナやもろもろ。案外、友も目覚めは良いようで、ビュッフェを散策してほしい物をそれなりに食べていた。
Very early morning, we woke up and took breakfast to be ready for the race.


余裕をもってホテルを7時5分前に出発するものの、駐車場へ向かう道すがら、友の自転車の前輪がしぼんでいる事に気づく。嫌な予感がするも、大急ぎでエアポンプをとりに部屋へ戻る。しかし、予感は的中し、残念ながら問題はバルブの部分の損傷と判明。どうにもならないので会場のメカニックを頼る事にしてそのまま車を走らせる。

ホテルから会場まではおよそ5kmの道のり。この道のりはバイクコースの一部に組み込まれている。両側が木立に包まれ走っていて心地の良い道のりで、覚えるまでもなく直線の一本道である。

海岸線の会場前の道を右折し、さらに数km走って、参加者用駐車場へ到着する。自転車さえ本調子ならここからぶらりとサイクリングということになるが、友の前輪がぺしゃんこなので、私が二台の自転車を手で押しながら二人で歩く。まあ、けっこうな距離で、途中、友が疲れて嫌になっているのが無言でも伝わってくる。なだめすかしてようやく会場へ。

締め切りが8時の選手登録を済ませたのが7時50分。予定外のトラブルが続いても大丈夫な時間に会場入りする事が重要であると勉強させられた。

さて、メカニックと探してみるものの、今日はメカニックを置いていないんですとの返事。やはり自転車関係者は人材として貴重なのか、今日はマーシャルに回っているとのことを告げられるも、私の表情が切羽詰まっていたのか、連絡を取ってみますからそのままトランジションエリアに行って下さいと指示される。

トランジションには今回お世話になったIさんご夫婦がいらっしゃり、友は見ておくからセッティングをと促される。お言葉に甘えて、自分のトランジションセッティングへ。石垣に比べると若干小振りな面積のエリアで、前回、学習した通り、使う順番にセットする。トランジションで食事をとると止められなくなるので今回は何も用意しなかった。

自分の準備を終えて友のもとに向かうと、昨日、メカニックを担当されていた方が見に来て下さっていた。実は、昨日手持ちのお金が千円札一枚しかない状態だったので自分の分だけを見てもらい、友の分は見てもらわなかったのだ。友の自転車は出発の前日に近所の自転車屋で確認済みだった事もあって安心していたのだが、それでも親切にメカニックさんは替えのパーツで見事に修復して下さった。御厚意に改めて感謝を申し上げます。

自転車がなおった後も、キッズの場合には、スタッフによるトランジション模擬練習が続く。わかったのか、わかっていないのか、わからないが、素直に聞いていたようなので黙って任せていた。その後で、着替えのセット、何を脱いで何を着るのかを、二人で確認し、復唱をさせる。よし!
Preparing for the transition for my son.  Checked what he has to do one by one.

準備が整ったところでスイム会場でのウォームアップ。ただし、解放されているのは浜から20mくらいのところまでで、ほとんどウォームアップにならない狭さ。その狭い海域を縦横無尽に皆が泳ぎ回る物だから、嫌気が差し、早々に引き上げる。ただ、水温が思っているよりも低い事だけはしっかりと確認できた。

浜にあがると、記録用のバンドを受け取り、足首に装着する。トランジションエリア、スイムエリア、受付のトライアングルが極めて小さいので、選手としては本当に助かる。思えば、石垣はこの移動がかなり長かった。もっと、長いレースも恐らくあるのだろう。

時刻はもう8時50分を回っている。間もなくオレンジキャップの30代and youngerのスタートである。スイム会場前に陣取る友とIさんと記念の一枚。何だか、息子が見に来てくれているだけで随分力が貰えるから不思議である。いつも奥さんが応援に来てくれているIさんは今日はご両親もいらしているからなおのことだろう。
Ten minutes to start
SWIM スイム1.5km

ふと気がつけば、オレンジキャップの集団の後ろに水色キャップ集団が一体となって割り込む隙がなくなっていた。特にカウントダウンもなくオレンジキャップがスタートすると自動的に一塊となって水色キャップの集団がラインまで進んでしまった。集団に埋まりバトルを乗り越えて泳ぐのは体力の消耗にしかならない。最前列とは言わないまでも前方に位置取らなければ、、と思っても後の祭り、結局最前列から5列目くらいに何とか体をねじ込んでスタートを待った。

水色キャップのスタートも突然のファーンという音で、皆一斉に浅瀬を駆けながら海に向かった。万が一ここでつまづいていたら後ろから蹴られ踏まれて命も危ういのではないかと恐怖がよぎったが、とにかく自分の泳路を見定め前へ前へと進んだ。

バトルが無かった訳ではないが、思いのほか水面は余裕があった。すぐにオレンジキャップの後方のスイマーに追いつき、追い越して行った。スピードに明らかな差があるので特にぶつかられる事も無く進む事が出来たが、しかし、雨上がりのラグーンは海水が濁り、油断すると大きく曲がってしまっている事に気づかずに進む羽目になる。
Swim course of this race. we swim twice for 1.5km.

かなり大回りをしてようやく第一マークを右折。このコースは時計回りのため左呼吸の自分には全く以て泳ぎにくい。何回かに一度はヘッドアップを交え、何回かに一度は右呼吸を交え、スピードよりも方向の維持に努める。向こう正面の直線はもろに波を受け、何度となく波に体を持ち上げられたが、自分より軽い人たちはもっと大変なのだろうとポジティブに進む。

第二マークを右折すると今度はスタート地点に剥けて戻ることに。これは三辺の中では最も泳ぎやすいパートであった。当然、泳路も集中し、若干他のスイマーと接触する事もあったが、あっという間に浜へ着く。一旦砂浜をざくざくと走ってからに週めに向かうが、応援のI夫人のMさんと友が素晴らしいポジションに陣取っていてかけ声が届く。ありがとう。ありがとう。

二周回目になると要領も得ていて、ただひたすら曲がらない事だけを心掛けて泳いだ。それでも左に大きく曲がりかけたが、周りに自分より速い人はもういないと言い聞かせ、リラックスして泳いだ。二度目の向こう正面は相変わらずの大波だったが、もうこの辺りは焦らぬように、次のバイクへのペース配分などを考えながら大きな泳ぎを心掛けた。

二度目の第二マークを曲がり、最後の浜へ向けての直線は少しだけペースを上げ、何人か追い抜いたが、もう此処で頑張ったところで対した差は無いと冷静な判断も同時にしていた事を今になって思い出す。

浜にあがると、Mさんと友の応援が目と耳に飛び込んでくる。つい、力が抜けるタイミングだけにこれは助かった。50mほど砂の上を走り、レンガ色のコンクリート敷の道を走り、トランジションに向かう。砂の上も、このコンクリートのようなレンガのような道も思いの他走りにくく、しかもレンガのようなコンクリートは足の裏が痛い。


Finished swimming by 26 min.  Supposed to be back in 25 min.

2 comments:

  1. I would love to have a go at a triathlon one day.

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  2. It is not difficult to start doing it and there are variety of distances to choose. So it is not very difficult to finish your first race. But I believe that by the time you finish your first race, you will notice your desire to be faster! and fitter!

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